平山郁夫：シルクロード、流転無常の美への憧憬。

平山郁夫（ひらやま いくお、1930年 - 2009年）日本の日本画家、教育者

1930年　広島県豊田郡瀬戸田町生まれ。旧制広島修道中学3年在学時、

勤労動員先で原子爆弾に被爆する。

16歳で東京美術学校（現・東京芸術大学）日本画科に入学。前田青邨（まえだ

せいそん）に師事する。

東京芸術大学に助手として勤め、原爆後遺症（白血球減少）に苦しみながら

玄奘（げんじょう）三蔵をテーマとする「仏教伝来」（1959年）や「入涅槃幻想」

（1961年）「受胎霊夢」（1962年）を描き上げ、院展に入選する。

絵画制作の傍ら、カンボジアのアンコールワット遺跡救済、敦煌の莫高窟の保存

、南京城壁の修復、バーミヤンの大仏保護事業など幅広く文化財保護活動を行う。

東京芸術大学学長に二度就任（第6代、第8代）。

広島県尾道市に「平山郁夫美術館」、山梨県北杜市に「平山郁夫シルクロード

美術館」がある。

平和への祈りと流転無常の美を作品にした芸術家であった。

画像元

平山郁夫 絵画集　仏教伝来　https://www.youtube.com/watch?v=2Oba_TPcmz0

平山郁夫画伯を偲んで      https://www.youtube.com/watch?v=XhHZB4VU2Ek